学習院中等科 帰国入試 算数は捨てる問題を見極める
講師の仕事は教えることだとずっと思っていましたが、これは間違い。捨てる問題の見極め方を教えないとダメだ。
文章題で捨て問を見極める
入試問題で受験生の正答率が20%ということは実は頻繁にあります。解けない問題に時間を割いて気が付いたら・・・はよくある話です。3分考えて、思い付かない場合は、次の問題に進んだ方が良さそうです。
後で、時間が余ってから戻って考えれば良いんじゃない?
図形の問題を捨てる
問題文に書いてある数値を図の中に書き入れて、4分考えて、固まってしまう。さて、どうする?
可能性は大きく2つです。
最も可能性が大きいのは、解けない。30分考えても解けないタイプの問題。3分考えて諦める練習をしておく必要があります。
第2のパターン。なんだか解けそうで、解答の糸口が見つからない。得てして、違う解法を使います。どんな図形の問題も、平均して6通り、通常は4通りの中から一つの解き方が最短コースで答えが出ます。上手くいけば、49秒。時間がかかる解法にはまり込むと、13分以上かかります。放棄した方が良さそうです。
だけど、家に帰って解き直すと19秒で解けた、なんてことは、上記の2つによくありますが、試験場の精神状態を鑑みますと、仕方がないですよ。
入試が近付いてきているので、捨てる練習を徹底する、という話でした。
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